事故にあったと聞いた瞬間、頭が真っ白になる。
大丈夫なのか、命に関わることじゃないか、どのくらいの怪我なのか。心配な気持ちが一気に押し寄せてきて、何を送ればいいかわからなくなる。大丈夫?だけでいいのか、もっと言葉を尽くすべきなのか。焦る気持ちと、慎重に言葉を選びたい気持ちが同時に来て、文章を打っては消してしまう。
事故という出来事は、体調不良や病気とは違う衝撃がある。突然のことで、本人も気持ちの整理がついてないことが多い。その状況に届く言葉の形をみていく。
事故にあった人へのLINEで大事にすること
まず安否を確認する、でも問い詰めない
事故と聞いたら、まず大丈夫かどうかを知りたい。でも根掘り葉掘り聞かない配慮も必要になる。
大丈夫?というシンプルな確認と、話せる範囲でいいから、という余白を組み合わせる。事故の詳細を無理に聞き出そうとせず、本人が話したいタイミングで話せる空気を作ることが大事だ。
返信を求めない空気を作る
事故の直後は、本人も混乱してることが多い。
返信しなくていいよ、という言葉を必ず添える。LINEへの返信を考える余裕が、今の状況にはないかもしれない。返信を求めるプレッシャーが、負担にならないようにする。
驚きと心配を素直に伝える
事故という言葉を聞いたときの、素直な驚きと心配を隠さなくていい。
びっくりした、すごく心配してる、という正直な言葉が、事態の重さをちゃんと受け止めてるという誠実さとして届く。淡々とした言葉より、感情が伝わる言葉の方が、この状況では自然だ。
事故にあった人にかける言葉、状況別の例文
事故にあったと聞いた直後、最初の一言
事故にあったって聞いて、びっくりした。大丈夫?無理に返さなくていいから、落ち着いたら教えてほしい。すごく心配してる。
びっくりした、という素直な言葉から入ることで、事態の重さを受け止めてるという誠実さが伝わる。落ち着いたら教えてほしい、という言葉が、今すぐ返さなくていいという余白を作ってくれる。
軽い怪我で済んだと聞いたとき
事故のこと聞いて心配してたけど、大きな怪我じゃなくてよかった。それでも大変だったと思う、無理せずゆっくり休んでね。
大きな怪我じゃなくてよかった、という安堵の言葉が最初に来ることで、心配してた気持ちが伝わる。それでも大変だったと思う、という言葉が、軽い怪我でも事故そのものの衝撃を認めてくれる言葉になる。
大きな怪我や入院が必要な事故のとき
事故のこと聞いて、本当に心配してる。今は治すことだけ考えてね。何か必要なことがあったら絶対に言って、何でもするから。焦らずゆっくりでいいから、早く元気な姿が見たい。
本当に心配してる、という強い言葉が事態の深刻さに見合った温度で届く。何でもするから、という言葉が本気で心配してる気持ちの強さを伝えてくれる。
事故の相手がいる場合、精神的なショックが大きそうなとき
事故のこと聞いて、驚いてる。怪我のことはもちろんだけど、気持ちの面でもしんどいと思う。無理しないでね、話したくなったらいつでも聞くから。
気持ちの面でもしんどいと思う、という言葉が、体の怪我だけじゃなくて心のショックも理解してるという配慮になる。事故は身体的な痛みだけじゃなく精神的な衝撃も大きいから、その部分への言及が心に届く。
好きな人が事故にあったと知ったとき
事故にあったって聞いて、すごく心配してる。大丈夫?無理に返さなくていいから、落ち着いたら連絡ほしい。何かできることがあったら、本当に何でも言って。
すごく心配してる、という強い言葉で気持ちを隠さずに伝える。何でも言って、という言葉が、力になりたいという気持ちの強さを届けてくれる。
治療中や通院が続いてる相手への途中のフォロー
最近どう?無理してない?通院とか大変だと思うけど、何か手伝えることあったら言ってね。
一回だけでなく、途中でフォローを入れることが大事。通院とか大変だと思うけど、という具体的な言葉が、事故後の生活の大変さを理解してるという配慮として届く。
回復してきたと聞いたとき
少し回復してきたって聞いて、本当にほっとした。まだ無理しないでね、焦らずゆっくりで大丈夫だから。
本当にほっとした、という自分の感情が、心配してたという事実をリアルに伝えてくれる。まだ無理しないで、という言葉が回復後も気にかけてるという継続的な温かさになる。
事故にあった人へのLINEでやってはいけないこと
事故の詳細をすぐに聞き出そうとする
何があったの、どうやって事故ったの、相手はどんな人、という質問を連打してしまう。
事故直後は本人も気持ちが整理できてないことが多い。詳しく話すこと自体がしんどいこともある。話してくれるなら聞く、話せないなら待つ、というスタンスが大事だ。
不注意を指摘するような言葉を使う
気をつけてればよかったのに、なんでそんなことになったの、という言葉。
事故にあった本人が一番動揺してるし、状況によっては自分を責めてることもある。そこに不注意を指摘する言葉が来ると、追い打ちをかけることになってしまう。原因への言及は、求められない限りしない方がいい。
大げさに不安を煽る反応をする
えっ大丈夫なの、すごく心配、どうしよう、という自分の動揺を前面に出しすぎる。
心配してるのは伝わるけど、事故にあった本人が送り手の動揺まで受け止めなきゃいけない状況になってしまう。心配な気持ちはあっても、落ち着いたトーンで届けることが、相手にとって安心材料になる。
心配のあまり頻繁に送りすぎる
一時間ごとに大丈夫?が来る状態は、事故後の混乱してる状況ではしんどい。
一回送ったら返信が来るまで次を送らない。数日後に一言フォローするくらいにとどめる。心配の気持ちは頻度じゃなくて言葉の温度で伝える。
事故という非常時にかけた言葉は長く記憶に残る
突然の出来事で不安なときに、誰かが気にかけてくれた記憶は、日常のやりとりより深く残る。
解決してくれなくていい、何かしてくれなくていい、ただ気にかけてくれてた、という事実が届くだけで十分なことがある。その事実を届けるための言葉が、事故にあった人へのLINEの本質だ。
うまい言葉じゃなくていい。ちゃんと受け止めようとしてる気持ちが伝わるかどうかの方がずっと大事で、その気持ちは言葉の上手い下手より正直に届くから。事故という予期しない出来事だからこそ、そばにいるよという静かな言葉が、一番深く届いていく。