入院が長引いてる友達に、何を送ればいいんだろう。
最初のころは大丈夫?とか無理しないでね、って送ってた。でも一ヶ月、二ヶ月と経つうちに、同じ言葉ばかり送るのも変な気がしてきて。かといって普通の話をしていいのかもわからなくて、結局何も送れないまま数日が過ぎてしまうこともあった。
長期の入院や闘病って、短期間の体調不良とは全然違う難しさがある。ずっと気遣われ続けることに、本人も疲れてしまうことがあるから。今日はその難しさと、ちょうどいい距離感の作り方を整理していく。
長期の闘病中の人が、実はしんどいと感じてること
毎回体調を聞かれることへの疲れ
最初の数週間は、大丈夫?という言葉がありがたい。
でも何ヶ月も続くと、毎回同じ質問に答えるのが正直しんどくなってくることがある。今日はどう、調子はどう。悪気は全然ないのに、答えるたびに自分の病気を意識させられる。まるで病人としてしか見られてない気がして、そこにげんなりしてしまう瞬間があるらしい。
普通の会話をしてもらえない寂しさ
逆に、気を遣いすぎて誰も普通の話をしてくれなくなる、という孤独もある。
みんな病気のことばかり気にして、日常のどうでもいい話、たとえば最近見た映画とか、くだらない愚痴とか、そういう会話が消えていく。腫れ物扱いされてる感じがして、逆に距離を感じてしまうこともある。
励ましの言葉が、時々プレッシャーになる
頑張って、負けないで。こういう言葉が、闘病が長くなるほど重く感じられることがある。
もう十分頑張ってるのに、まだ頑張れって言われてる気がして。しんどいときにこそ、頑張れという言葉が逆にきつく刺さることがあるんだよね。
長期の闘病中の人へのLINEで意識したいこと
病気の話だけで終わらせない
体調のことだけを聞き続けるんじゃなくて、日常の話も混ぜていく。
今日こんなことがあってさ、という何気ない話題を届けることで、病気の人としてじゃなくて、いつもの友達として接してるよ、という空気が伝わる。
毎回同じ聞き方をしない
大丈夫?だけを繰り返すと、質問への回答が義務みたいになってしまう。
今日は聞かない日にする、答えなくていい話題を送る、そういう日があってもいい。全部の連絡が体調確認である必要はないから。
笑える話やくだらない話を届ける
真面目な話ばかりじゃなくて、クスッとできる日常のひとコマを共有する。
今日変な人見かけてさ、みたいな他愛もない話。こういう軽さが、闘病中の人にとってはむしろありがたい息抜きになることが多い。
長期入院・闘病中の人にかける言葉、具体例
体調を聞くとき、聞き方を変える
今日はどんな感じ?無理に答えなくていいからね。
毎回、無理に答えなくていい、という言葉を添えることで、答える義務感を減らせる。しんどい日は返さなくていい、という余白があるだけで、負担がぐっと軽くなる。
日常の話を届けるとき
今日職場でめちゃくちゃどうでもいいことがあってさ、聞いて(笑)。
病気とは無関係の、くだらない話をそのまま届ける。返事がなくても全然いいから、という前提で送ると、読むだけで気分転換になることもある。
頑張れ、を使わずに励ますとき
頑張ってとは言わないよ、もう十分頑張ってるの知ってるから。ただ、そばにいるよってことだけ伝えたくて。
頑張れという言葉を意識的に避けて、すでに頑張ってることを認める言葉に変える。そばにいる、という存在の証明だけを伝える方が、闘病が長い人には響くことが多い。
会えない期間が続いてるとき
会えないのがもどかしいけど、退院したらまず一緒に◯◯行こうね。楽しみにしてる。
先の楽しみを一緒に作る言葉。今この瞬間の辛さだけじゃなくて、その先にある未来の話をすることで、闘病生活に小さな目標が生まれることがある。
本人が弱音を吐いてきたとき
そっか、しんどいよね。それでいいと思う、無理に前向きにならなくても。
無理に励まそうとせず、まずそのまましんどい気持ちを受け止める。前向きになることを求めない言葉が、一番安心して弱音を吐ける空気を作ってくれる。
退院や治療の節目が近いとき
もうすぐだね、無理せずそのペースでいってね。焦らなくていいから。
節目が近づくと、本人も期待と不安が入り混じっていることが多い。焦らなくていい、という言葉が、プレッシャーを和らげてくれる。
腫れ物扱いしてしまって、気まずくなった話
友人が長期入院してた時期、最初のうちはずっと大丈夫?調子どう?というLINEばかり送ってた。
でもある日、既読はつくのに返信がすごく素っ気なくなってきて。心配しすぎたかなと不安になって、直接会いに行ったときに聞いてみた。そしたら、正直、毎回体調のことばかり聞かれるの、しんどかった、と言われた。
病気の人として扱われてる気がして、普通の友達として話してもらえてない気がしてた、って。それを聞いて、はっとした。心配してるつもりが、逆に距離を作ってしまってたんだ。
それからは、体調の話は最低限にして、代わりにどうでもいい日常の話を増やしていった。そしたら返信が前より弾むようになって、久しぶりに冗談を言い合えたときは、なんかほっとした。心配することと、普通に接することのバランスって、本当に難しいんだと痛感した出来事だった。
長期の闘病中の人へのLINEで避けたいこと
毎回深刻なトーンで送る
心配してます、大丈夫ですか、というような重いトーンばかり続けると、受け取る側も気持ちが張り詰めてしまう。
たまには軽いトーンで、普通の会話として届ける方が、闘病中の人にとって息抜きになることが多い。
治療法や情報を一方的に送りつける
これ効くらしいよ、こういう方法もあるみたいだよ、と本人が求めてない情報を送り続ける。
良かれと思ってでも、これは本人にとって負担になることが多い。聞かれたら答える、求められたら伝える、というスタンスが基本になる。
他の闘病中の人と比較する
◯◯さんはもっと大変だったのに頑張ってたよ、というような比較。
励ましのつもりでも、これは本人を傷つけることがある。誰かと比べるんじゃなくて、その人自身の頑張りをそのまま認める言葉の方が届く。
連絡を完全に絶ってしまう
何を言えばいいかわからなくて、そのまま連絡しなくなる。
気まずさから距離を置いてしまうのは、闘病中の人にとって孤独感を深める原因になる。うまい言葉が見つからなくても、短くても、つながりを保つことの方が大事。
長く続く関係だからこそ、大切にしたい距離感
短期間の体調不良と違って、長期の闘病は本人にとっても、周りの人にとっても、長い道のりになる。
腫れ物扱いせず、でも無関心にもならず。そのちょうどいい距離を保ち続けるのは、正直簡単じゃない。でも普段通りの何気ない会話を混ぜながら、時々ちゃんと気にかけてるよ、というサインを送る。この積み重ねが、長い闘病生活の中で、変わらずそばにいてくれる存在として記憶に残っていく。
うまく言葉が見つからない日は、短い一言だけでもいい。ただ、連絡を続けること自体が、一番の励ましになってることもあるから。